中国美術買取ガイド
はじめて中国美術・骨董を手放す方へ。贋作の多い分野での真贋の見分け、価値が出るポイント、割れ・ニュウに気をつける保存まで、やさしく解説します。
真贋・贋作の見分け
中国美術は、需要の高さゆえに贋作・後造り・後絵が非常に多い分野です。だからこそ、真贋を見極める確かな目が値打ちを決めます。見るべきは、第一に時代・窯。釉調・素地・高台(畳付)の作りが、その時代・窯に合うか。第二に在銘・款識。底款・印款(「大清乾隆年製」など)の書体と彫り、絵付の筆致。第三に地金・釉と古色。青銅器なら地金の色と重さ、陶磁器なら釉の貫入や擦れの自然さ。新しく付けた古色は、かえって不自然になります。第四に伝来。旧蔵・伝来書・極めは素性を語ります。著名な品ほど写しが多いため、現物を一点ずつ拝見して確かめます。真贋がわからないままで構いません。
価値が出るポイント
同じ品目でも、価格は大きく開きます。価値が出るのは、まず官窯・名窯。宋〜清の官窯や景徳鎮の名品は最高額帯を形成し、「大清乾隆年製」などの官窯印(在銘)はアンカーになります。次に付属。共箱・極め書き・伝来書が揃うと、素性が確かになり評価が上がります。さらに時代。年代が上がるほど希少で、宋・元の優品は特に高く評価されます。文房四宝なら老坑の端渓硯や古い唐墨、玉器なら白玉・翡翠の玉質、漆器なら堆朱の彫りの深さ——品目ごとの見どころを、取扱品目の各ページにまとめています。
保存・取り扱いの注意
中国美術は、割れ・欠けに弱いお品が多くあります。陶磁器や玉器は、ぶつけ・落下によるニュウ(ひび)・欠け・ホツに注意し、棚の奥や箱の中で安定させて保管してください。青銅器は無理に磨くと古色(さび)を損ね、かえって価値を下げることがあります。漆器は急な乾燥と直射日光を嫌います。シミやくもりを見つけても、ご自身で洗浄・修復・金継ぎをなさらないでください。後直しは評価を下げることがあります。気になる傷みがあっても、現状のまま拝見します。手放すか迷っている段階でも、まずはお気軽にご相談ください。
さらに詳しくは よくあるご質問 もご覧ください。買取の流れや費用についてもまとめています。